
世の中の高齢者のみなさんは、どういった事に不満を感じているのでしょうか?
年金を中心に生活している高齢者は、毎月の収入が限られる中で、食費や住居費、医療費、光熱費といった支出に追われています。加齢とともに持病や体力の低下を抱える人も多く、健康面の不安は日常に密接に結びついています。
医療機関では診察を受けるまでの待ち時間が長く、窓口負担も軽減されているはずなのに実際には「自己負担が大きい」と感じる人が少なくありません。介護サービスについても、人手不足による質の低下や利用料の増加に対して不満を抱く声が多く聞かれます。
その一方で、物価は食品や光熱費を中心に上がり続けていますが、年金額は据え置きに近いため、生活にゆとりがなく「年金だけでは暮らしていけない」という切実な実感が広がっています。住宅の維持や家賃の負担も重く、住み替えや生活の縮小を余儀なくされる人もいます。
さらに、地域のつながりが弱まり孤立感を覚える高齢者も多く、行政サービスのデジタル化が進む中で「自分たちは置き去りにされている」という感覚も強まっています。書類の複雑さや窓口対応の減少が「見捨てられた」という不満につながるのです。
こうした日常の困難から、政治や行政に対する不満も募ります。長年保険料を支払ってきたにもかかわらず、受け取る年金は減少していくばかりで、制度自体への不信感が強いのです。加えて、物価高騰に対して政府の対応が十分でないと感じ、経済対策や若者支援が優先され、自分たちの生活は軽視されていると受け止められています。
医療や介護の人材不足も改善されず、政策が現場の実態を理解していないという批判も少なくありません。

不満を生む根本原因は何でしょうか?
結局のところ、高齢者の不満は単にお金の問題にとどまらず、「この先も安心して暮らせるのか」という将来不安に根差しています。政治への不信感は、生活実態を理解してもらえていないという距離感によってさらに増幅されており、医療と介護、物価高、そして年金の目減りが三大不満として日々の生活を覆っています。

